木に墨で文字を書く
「木に墨で文字を書く」場合次のような方法があります。
- 膠液で墨を磨って濃墨をつくり書く。膠液は書道専門店、画材屋にあります。礬砂液と間違わないでください。導管の太い木には向かない。
- 木専用の市販の墨液を使用する。粘度が強いため筆を選び書きにくいが、屋外でも耐久性があります。
- 木に礬砂液を塗り、乾いてから書く。木の導管が太いものは向かないので試し書きをしてください。
- 呉汁(ごじる)を塗り、乾いてから書く。呉汁は一晩水に浸した大豆をミキサーにかけ布で濾したもの。
木肌に呉汁(ごじる)を塗り充分乾くと白い地肌になります。その上に書きます。墨書きした看板や額の類で木地の肌が白いものがありますが、あれがそうです。呉汁処理をすると木目に抵抗されず、筆の運びも均一になります。 - 砥の粉を塗って書く。導管が太い木でも向きます。いちばん簡単かと思いますが屋外で使用する場合は仕上げに透明ニスを吹き付けて下さい。
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