筆が割れる
筆が割れる
筆の具合が悪いとご相談される方は、筆が割れて書きづらい、まとまりが悪くてハライがきれいに書けない、というご方がほとんどです。筆を見せていただき診断しますと写真の部分が硬くなって、こぶが出来ています。
(写真はこぶを強調するようにこぶの傍に糸を巻いてあります。)このこぶは墨(墨液)が固まったもので、一度出来てしまいますと雪ダルマみたいにだんだんと大きくなり、軸を破壊して穂が軸から抜け落ちてしまいます。長時間かけて墨かすを取り除いても内部(穂据え込み部)に固まった部分を取り除かない限り元に戻りません。完全に除去するには軸を壊して穂を作り直しますので、修理代も高額になります。
絶対にやってはいけない事は、墨液を付けたまま、カチカチに乾かしてしまうことです。1 度 固めてしまうと、軸の内部(穂据え込み部)に塊ができて筆のまとまりが悪くなり割れるようになります。
筆のお手入れとは穂首の軸に隠れた見えない部分に墨かすを溜めないように洗うことにつきます。洗い方は図のこぶの部分(軸の付け根の際)を親指と人差し指で挟んで強く押して内部から墨が出てこなくなるまで洗い、すばやく乾かしてください。
筆(用具)はお手入れしだいで寿命が大きく違ってきます。
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