屏風の保管とお取り扱いについて

屏風の保管とお取り扱いについて

屏風は木と紙と布で、伝統技法により作られております。従って熱(温度)と水気(湿度)に影響を受けやすく、最悪の場合屏風が変形を起こしかねません。展示、保管には相応のご配慮をお願いいたします。

保存の仕方

温度湿度の急激な変化を嫌いますので、理想的には桐箱に入れ冷暗所に保管するのが一番良いのですが、和墨はそれほど気を使う必要はないと思います。しかし唐墨は湿気には特に注意が必要で、磨墨面以外、水気が付着するのは最小限にしてください。特に注意していただきたいのは硯箱を使用している方で、中に水の入れた水滴や、残った墨液をそのままや、ぬらした大筆をいっしょに、墨を入れたまま蓋をしますと、墨は湿気を吸って柔らかくなったり、割れたりしてだめになってしまいます。

設置および展示について

  • 直射日光があたらないようにしてください。
  • 強いスポットライトを当てないで下さい。
  • 暖房、冷房の風が直接当たらないように、尚且つ噴出し口の近くには設置しないでください。反りの原因になります。
  • 空調で部屋(展示室)の温度、湿度が急激に変化しないようにしてください。
    (できれば空調の使用を控えぎみにしてください。)

保管について

  • 箱にいれて必ず垂直になるようにしてください。
  • 温度湿度が急変する場所には保管しないで下さい
    ① 直射日光があたらない。
    ② 空調を使用しない。
    ③ 湿度が高すぎない
  • 長期保存する場合は背を下にして、垂直に保管するようにして下さい。蝶番が変形します。

逢瀬屏風は活性炭入りです。下貼りの工程で活性炭を内部に塗布してあります。傾けるとサクサクと音がすることがありますが、不良ではありません。

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