筆のこと豆事典
筆のおろし方
大筆や中筆は、水洗いしながら毛先の方からゆっくり手でもみほぐします。固めた筆はフノリが付いていますのでよく洗い落としてください。小筆の場合は使う穂先の分（１／３くらい）を手でもみほぐしておろします。硯の上などで突き崩すようなことは絶対しないでください。
書き始めるとき
乾いた筆は一度きれいに水洗いし、充分に水気を拭き取ってから墨にひたします。
書き終わったら
穂の根元を指で押し洗いして、きれいに墨を落としてください。容器の底に押し付けるような洗い方は絶対にしないで下さい。
墨がきれいに落ちているかどうかは、透明なコップに水を入れ、筆先をつけてみるとわかります。水が濁るようならもう少し洗ってください。筆洗後は穂先が下になるように吊り下げて風通しの良い、涼しいところで乾かしてください。ケースの中に長時間入れたままにしたり、キャップをしたままにして置くと、むれて毛が抜けたり、腐る原因になります。
保存するとき
桐箱か紙の箱に防虫剤と共にいれてください。
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